映画鑑賞メモ

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

カラー・オブ・ハート (Pleasantville)

今を生きるのは色々大変かもしれないけれど”古き良き時代”に生きるのもやっぱり大変。

カラー・オブ・ハート(字幕版)

カラー・オブ・ハート(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 ケーブルTVのモノクロドラマチャンネルで再放送中のドラマ「プレゼントヴィル」の大ファンであるデイヴィッドは週末にある「プレゼントヴィル」クイズ大会に出場するためその日もドラマを見ようとしていた。一方、母親が週末に旅行で家をあけることをチャンスと受け止めたデイヴィッドの妹ジェニファーは彼氏を家に呼ぶ計画をたてていた。イケてる雰囲気で彼氏を迎えたいジェニファーはMTVにチャンネルを合わそうとするが、デイヴィッドが譲らずリモコンを壊してしまう。

 そこにまだ呼びもしていないのにテレビの修理屋が訪れ、デイヴィッドに不思議な力があるというリモコンを渡す。そのリモコンを押すと次の瞬間にはデイヴィッドとジェニファーは「プレゼントヴィル」の登場人物となっていた。

  モノクロドラマの世界に入り込んだ途端デイヴィッドとジェニファーはもモノクロになってしまい当人たちも白黒になってしまっている自覚があるというのが面白かった。  
  ドラマの世界なのでドラマどおりに物事は進んでいく。多少の改変も受け入れず世界は頑ななまでにドラマどおりに進んでいこうとするが、ジェニファーは古臭い世界にうんざりし、いつもどおりに振る舞い学校でイケメンを見つけると早速誘いをかける。

 ところがドラマで起こったことのないことが起こってしまった影響で、その日を境に「プレゼントヴィル」は少しづつ色づいていく。

 

 モノクロだった世界が徐々に色づいていくという描写がなかなか美しく、よくこんなこと思いついたなと感心してしまう。

 世界だけでなく人々も色づいていくが、当然その変化に対する反発も起こる。

 社会の既成概念にとらわれず自由に生きることや、女性の社会的地位獲得しようとするも、コミュニティの中で人と違うということだけでどれほど反発をくらうかなどの社会問題が見え隠れ。

 「で、もともとのドラマはどうなったんだ?」とか「あのままで妹大丈夫なのか?」とか「あの修理屋は何がしたかったんだ?」とかほんのりとツッコミたいところもあるけれど、まぁそんなには気にならない。

 

Margaret Henderson: What's outside of Pleasantville? 

David: There are some places that the road doesn't go in a circle. There are some places where the road keeps going.

Margaret Henderson: Keeps going?

David: Yeah, yeah. It just keeps going. It all keeps going.

 

David's Mom: When your father was here, I used to think, "This was it. This is the way it was always going to be. I had the right house. I had the right car. I had the right life.

David: There is no right house. There is no right car.

 

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5

🍅:85%

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