映画鑑賞メモ

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

ワイルド・スピード ICE BREAK (The Fate of the Furious )

キューバでのんびりハネムーンを満喫していたドムとレティ。しかし、ドムの前に謎の女が現れ、自分のために働けと要求してくる。

 最初は訝しがるドムだったがあるものを見せられ顔色を変える。 その頃ホブスは武器商人に盗まれた兵器を取り戻す極秘任務を言いつかり、トレット・チームを招集する。武器の奪回に成功したとたんドミニクがホブスを裏切り武器を持ち去ってしまう。

 

 

 ブライアンがいないワイルド・スピード。

  最初のキューバのシーンでドミニクがブライアンの名前を口にするのが嬉しいような切ないような。ブライアンに教えてもらった技でオンボロの車でレースに勝つドム。

この世界でブライアンはどういう位置づけなんだろう。

カタギになったのでチームとは完全に距離をおいて暮らしているのか、それとも...。  

ドムがチームを裏切ったとき途中でピアースが”ブライアンとミアに連絡しよう”といったので距離をおいただけという設定なのかもしれない。

でもドミニクがラストに自分の子供にブライアンと名付けたところから、やっぱりブライアンはもうこの世にいないということのようにもとれる。

 

まだどちらかに決めてしまいたくはないという気持ちもなんだかわからなくはないので。 むしろ”ブライアン”の名前を出してくれたことが嬉しかった。

 

ドムがチームを裏切った形で話が進むのでホブスがチームを仕切ることになるんだけれど、なんでこの人たちはホブスに仕切られているんだろうという違和感がわいてこないでもない。

もうちょっと強くドムのことを信じる感じを出してくれてもよかったのに、とか。 そもそも兵器奪還とかミリタリー系の任務にいつまでもこの人たちを引っ張り出してくるのもどうなんだという気がするし。ホブスとショウが協力するならもうミリタリー系で固めればいいことじゃないかとか。

もともとおかしな世界観で動いてきた作品なのだから何を今更といえばあれなのだが、そういうツッコミたい気持ちを圧倒的な"車LOVE"がねじ伏せてきて全てをアリにしてきたところがあると思うので。

後半になってドムがショウと通じていたということが判明して、なにかいつもの”らしさ”を取り戻したというか。

今回はまぁ”車愛”ではなく”弟愛”で繋がった関係だったけれど、でもそれはブライアンのことがあるから、いいよ許す!

今回とっても株をあげたなと思うのがショウ・ファミリー。 そもそもショウは弟の仇をとるためにドミニクたちの前に敵として立ちはだかったので、”弟愛”で兄同士が結束するというのは何気にアクション・ファミリー・ドラマなこのシリーズにちゃんと即していていいんじゃないかと。 今回ショウは赤ちゃん(ブライアン)を助けてくれているのでドミニクはショウがピンチになれば絶対にかけつけるという理由付けもできてるし。 でも、まぁ無理に引っ張ることでもないんだけど。

 

でもやっぱりショウがひそかに動いてくれたことでドムが自由に動けるようになり、それで仲間を救いに車で潜水艦に立ち向かうっていうのはめちゃくちゃかっこよかった。外に放り出されたドムをみんなが車でかこって爆風から守るっていうのも、こう愛したら愛した分だけ車って応えてくれるんだよって感じでグッときたところあるし(安心して下さい。自分でもおかしなこと言ってるなぁという自覚はあります)。

でもここまでずっと車があればなんとかなる。車とならどんなピンチも乗り越えられるっていうロジックを築いてきたシリーズなわけだから。

今回それらしさを感じることができたのって、やっぱりそのドムのシーンだし、やられっぱなしじゃないドムのかっこよさを堪能できたのもあのくだりだったし。

 

でも作り手側としてはキャストもスタッフ精神的に満身創痍な状態だったろうし、よく踏ん張ったなと思う。

ドムが孤立無援で敵の言いなりにならざるをえない時なんて何度「ブライアンがいてくれたら」とか「ブライアンだったら絶対にドムのことを疑わない!」とか思ったことか。それがポール・ウォーカーを失ったヴィン・ディーゼルの孤独でもあるように感じられて。

シリーズは10までとアナウンスされている。

9の撮影は終わったというし、この長い長い旅にどんな終止符を打つつもりなのかそこはちゃんと見届けたいとおもう。

 

私の好み度 : ⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 67%

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