映画鑑賞メモ

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

シャフト (Shaft)

2000年版のシャフトをみた。

シャフト (字幕版)

シャフト (字幕版)

 

 

 

思いのほかハチャメチャでもなくコメディ色が特に強いわけでもなく。

シャフトは正義感の強い、いいやつで、みんなから好かれている。というか、ここまで負の要素をもたない主人公を成立させるというのも難しいと思うのだけれど、そもそも1970年代に生まれたキャラクターと考えれば、颯爽と正義を貫く正義の味方の存在はもっともっと黒人の人たちの心に響いたキャラだったのかな。

 まったく面白くなかったわけでもないけれど、面白かったともちょっと言い難い。

 強敵らしい強敵が出てこなかったせいかな。クリスチャン・ベイルが只者ならぬオーラを出しつつ登場したので、大変なことになるのかもと思ったけれど、単に俳優力のなせるワザだったらしい。

 お約束通りに全てが進んで行ったという印象だが、人種差別、警官と麻薬の密売人の癒着、司法制度への不信感、格差などなど、さらっと重い。

 被害者のお母さんがとった行動にも苦さが残る。

 お母さんの行動を承認したのか、ショックを受けたのか、シャフトの表情は微妙なものだった。これ以上の引き伸ばし工作をさせないという決然たる実力行使。当然の報いであるとスッキリするには、代償が大きい。目撃証人も結局役には立たず、また逃げられる。また逃げられるくらいなら自分の手で制裁を下す。

 人助けで自分のできることなど微々たるものという自覚がシャフトにはあるのかもしれない。それでも誰かを助けるために、自分にできることは全力をつくす。それがシャフトということなのかな。どうだろう。

 

私の好み度: ⭐️⭐️/5

🍅: 67%

 

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