映画鑑賞メモ

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

マネー・モンスター (Money Monster)

レニー、めっちゃいい奴!(は?)

マネーモンスター (字幕版)

マネーモンスター (字幕版)

 

 

 

 投資情報番組「マネー・モンスター」は生放送の情報番組。司会者のリー・ゲイツがおもしろおかしく投資情報を伝える番組だ。あるとき、番組で勧めたアイビス社の株が暴落。事情を番組でインタビューしようとアイビス社の CEOウォルトをゲストに呼んでいたが、ウォルトがジュネーブか戻る飛行機のトラブルで間に合いそうにないとウォルトの代わりに広報担当のダイアンがインタビューに応じることになる。しかし、放送がはじまった途端、不審な男がスタジオに乱入し、リーに爆弾ベスト着せ、なぜ銀行預金よりも安全と番組が紹介したアイビス社の株が8億もの損失を出したのかその理由を説明しろと要求する。男の名はカイルといいい、アイビス社の株に遺産で受け継いだお金をつぎ込み、失ったとカイルとウォルトを激しく恨んでいた。

 

 カイルの求める答えをアイビス社から引き出そうと「マネー・モンスター」のディレクター、パティは動けるスタッグを走らせ情報を収集させる。場当たり的な答えしかだせないアイビス社のダイアンを「こっちは命がかかってんのよ!わかってんの?!」と怒鳴り散らし、ダイアンが本気になって原因をしらべるように動かす。

 番組スタッフとダイアンの調査で徐々にこれが単なる暴落ではないことが明らかになってくる。それが明らかになってくると同時進行でカイルの素性や事情があきらかになってくのだが、大金をロスした云々よりも結構残念感漂う不器用さに、爆弾着せられたリー自身だんだん同情してきてしまうし、見ている我々というか私もカイル応援モードにこのあたりでスイッチ。

 パティに怒鳴られながらも長距離を走り回る番組プロデューサーや皆が避難しても残らざるを得ない状況に追い込まれてしまうカメラマンのレニーなど脇役のキャラもいい感じ。特にレニー!君はカメラマンの鏡だよ。人としてもいい奴で、もう大好きだ。

 警察側が爆発を阻止するために狙撃という手段を講じようとするのだが、カイルが射殺されてしまうと、もしかしたらとんでもない不正があきらかになるかもしれないのに、それがまた水面下に沈んでしまうかもしれないと、なんとか真実があきらかになるまでカイル粘るんだ!リー、それまでなんとかカイルの気持ちをなだめるんだと、こっちもいろいろ応援が忙しい。

 

コメディに完全に舵をきってしまえば、もっと痛快だったのかもしれないが、そこは現代に警鐘をならすためなのか、だからといってこんなことがまかり通ってもダメなんだよということか、それとも結局金持ちはグレーなことをしても咎められもしないのに...というやるせなさ感をだしたかったのか。騒がれたってすぐにみんな忘れちゃうんだとか、ジャーナリズムとか、そのあたりのことを余韻として残したかったのかもしれないけど、ううううーん、あの流れだとすっきりしたかった...。おかげでエンディング・ロールが流れている中、「えー、なんでー、納得いかないわー、あれって合法なん? ええー、そんなんあかんわー、なっとくいかへんわー」と、ぶーたれまくるはめになってしまったのだけど、でも、そのくらい肩入れして熱くなるぐらいには面白かった。

 

ついでになんだか「The NEWSROOM」が見たくなってきた。

 

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 58%

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