映画鑑賞メモ

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

フライト・オブ・フェニックス(Flight of the Phoenix)

墜落したならそこにあるもので飛行機を作り直してまた飛ばせばいいじゃない!

見込みなしということで閉鎖されることになった石油採掘所。作業員は迎えに来た飛行機で撤収することに。ところが途中で砂嵐にまきこまれゴビ砂漠のど真ん中に墜落してしまう。

 

なんだろう。見せ方さえ工夫すれば結構面白い映画になりそうなのに、と見終わった時にちょっとしたもどかしさを味わってしまった。

 飛行機に乗っていたメンバーは会社から派遣されているイアン以外は採掘所の閉鎖=失業という面々。採掘所になんとなくいついた謎の旅人エリオット。砂漠に墜落した彼らにあるのは30日分の水と食料。座して救援が来るのを待つか、それとも墜落機を再利用して飛行機をつくり自ら脱出するかの選択をせまられる。最初はいがみ合っていた彼らではあるけれども、生き残るために立場の違いを乗り越え協力し合うようになっていく。

 墜落した飛行機を再利用して飛行機をつくって脱出って、そこが面白いなぁと。

 本当にそんなことが可能なのか。材料も道具も人手も極めて限られている。これまた極めて限られた水と食料での体力勝負。極限まで追い詰められた中での共同作業の中で仲良くなったり険悪になったり。そもそも飛行機を作るという案を実行するにいたるまでにも相当な啀み合いがある。 彼らが墜落した砂漠は恐ろしいところで夜中にトイレにテントの外に出ればたちまち迷子になり干からびて死んでしまうし、砂嵐には襲われるし、雷雨がくれば金属めがけて雷が落ちてくる。さらに謎の山賊もおそってきたり、うっかりミスで爆死したり、生存メンバーも皆適度に性格が悪く、我が強いせいで、もういろいろうんざりしてくるぐらいに大変だ。

 ふんだりけったりな目にあいながら、死者もだしつつ彼らは砂漠を脱出できるのかどうか。 出来のいい映画だとはお世辞にもいえないが、それでもまぁ面白かった。

 まぁ、この面白さは私の主眼が俳優にあったせいかもしれないが。”砂漠のど真ん中に墜落した飛行機の残骸で飛行機を新たにつくって飛ばそうとする”というアイデアにテンションのあがるなかなかのロマンがあったと思う。思うのだけれど、この映画、音楽から何からちぐはぐ感が凄まじかったのも事実。

 映画の雰囲気というかどのラインを狙っているのか見定められず、話がどこに向かおうとしているのかも全然ピンとこなかった。したがってキャラクターの動きもなんだかよくわからないことになる。

 にもかかわらず、見終わった時、やりようではなんかもっと面白い映画になれそうな感じだったのにな、と惜しいという気分になったのは、「Sneaky Pete」で私の中で株が超急上昇中のジョヴァンニ・リビシ、性格の悪さではなかなか右に出るもののいないハウス先生ことヒュー・ローリー、現在必死でマラソン視聴中の「スーパーナチュラル」、ウィンチェスター兄弟の弟、ジャレッド・パダレッキと気になる俳優が3人も出ていたこともあって普段よりは心広くなっていたせい....か...な。たぶん、そうなんだろう。

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 30%